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1. |
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葵上
あおいのうえ |
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海外公演でも人気「源氏物語」六条御息所の苦しいまでの気持ちが、生き霊となって葵の上を苦しめます。病臥の葵の上が小袖一枚という演出は見事というほかありません。
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2.
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★★★★★ |
安宅
あたか |
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歌舞伎「勧進帳」の元になっている能です。同山と呼ばれる山伏たちが沢山出てきて、迫力があります。義経は子方(こかた)がします。 |
3.
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★★★★★
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安達原
あだちがはら |
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見ちゃだめよと言われたら、見たくなるし、したらだめだと言われてもしたくなる。まさか鬼女の私室に累々とあるものが白骨だなんて思いもしない事でした。
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4.
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★★★★★ |
隅田川
すみだがわ |
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我が子探して、狂ってもなお、母はさまよう。しかも、その子が亡くなっていたとは。念仏の声の中に聞こえる我が子の声は、さぞ心に響いたことだろう。
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5.
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★★★★★ |
土蜘蛛
つちぐも
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頼光を悩ましていたのは、実は土蜘蛛。蜘蛛は怪物としてはメジャーな存在ですね。能の場合、糸の小道具が秀逸です。鉛の芯に紙がまいてあるのですが、本当に見事な蜘蛛の糸に見えます。必見です。 |
6. |
★★★★★ |
道成寺
どうじょうじ |
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恋は娘を蛇にも変えます。
緊張感がバシバシ味わえる、 能楽師はこれを演じて一人前と言われる大曲です。 後シテの用意は、舞台の上の鐘の中ですべて行います。面白いです。
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7. |
★★★★★ |
羽衣
はごろも |
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羽衣伝説の能です。返してほしいなら舞えなんて。疑い深いのは人間ばかり。天女の心を見習いたいものです。 |
8. |
★★★★★ |
船弁慶
ふなべんけい |
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前シテは静御前、後シテは平知盛、派手目でわかりやすい筋立てです。あの単純な船の作り物(竹製の枠)で充分船に乗っていることがよくわかる。想像力は何と柔軟なことでしょうか。 |