2011年07月25日
景清 玄象 あらすじ
景清(かげきよ))
平家の勇将悪七兵衛景清は、一門没後も生きのびて、敵の総将源頼朝の命をねらいますが、果たせず、かえって源氏方に捕らえられます。景清は、源氏の栄える世の中を見ることを潔しとせず、自ら両眼をえぐって盲目となり、日向国(宮崎県)宮崎に流され、乞食同然の身となっています。
景清がかつて、熱田の遊女に生ませた娘、人丸は父を慕うあまり、従者に伴われて、鎌倉亀江が谷から、はるばる宮崎までやって来ます。そして、父とも知らず、藁屋に住む盲目の乞食に、流され人景清の行方を尋ねます。いまは里人らの情けにすがって、わずかに命をつなぐ哀れな境遇にある景清は、我が子の行末を思い、親子の名乗りをせず、もっと他をさがせと、先へ行かせます。人丸達は里人に会い、景清のことを聞くと、先刻の乞食が景清だと教えられ驚きます。
やがて里人のとりなしで、親子は対面します。人丸は泣いて父親にすがり、景清は今の身の上を恥じつつも、やさしく娘を抱き寄せます。そして娘の所望によって、昔屋島の合戦で、敵方の三保谷(みほのや)と兜の錣(しころ)を引き合った武勇談を語りますが、そのあと、我が亡き後の回向を頼んで、娘を故郷へかえします。
玄象(げんじょう)
時の太政大臣藤原師長(もろなが)は、天下に隠れもない琵琶の名手です。もはや我が国には並ぶ者なしと思い、唐に渡って更に奥義を究めようと、従者を伴い、都を出て須磨の浦までやって来ます。一夜の宿を借りた塩屋の主の望みにまかせて、師長が一曲弾じているうちに、にわかに村雨が降り来り、板庇を打ちます。すると老夫婦が、苫(とま)を取り出し板屋を葺いて調子をととのえます。師長はその適切な処置に驚き、音曲の嗜みのある者と見て、一曲を所望します。すると、翁は琵琶、姥は琴によって越天楽(えてんらく)を合奏します。師長はその神技に感じ、国内に自分より優れた弾き手はないと思い上がったことを深く恥じ、立ち去ろうとします。夫婦はこれを引き止め、自分達は村上天皇と梨壺女御の霊であり、汝の入唐を止めるために現れたのだと述べ、一旦姿を消します。 中入
やがて、村上帝の霊が神々しい装束で出現され、龍神に命じて、龍宮に持ち去られた獅子丸の琵琶を取り寄せ、これを師長に賜ります。そして自らも、興に乗じて秘曲をかなで舞を舞って昇天されます。師長は、何よりの土産と獅子丸をたずさえて帰洛します。
権藤芳一『能楽手帳』より
投稿者 nohgakuland : 11:39
2011年07月06日
京都観世会館 9月11日 「石橋」「羽衣」 松花の会 チラシ
投稿者 nohgakuland : 13:58 | コメント (0)
2011年第55回大阪薪能8月11日12日 於 生國魂神社
一日目
能 敦盛
能 生國魂
能 紅葉狩
二日目
能 巴
能 百萬
能 小鍛冶
於 生國魂神社