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2007年03月23日
和の会 6月24日
投稿者 nohgakuland : 13:16 | コメント (0)
葵上 あらすじ
葵上 あおいのうえ 四番目物
あらすじ
左大臣の御息女で、光源氏の北の方である葵上が物怪に悩まされ寝込んでいるので、貴僧高僧を召して加持祈祷を行ったり、さまざまな医療をほどこしてみたが、いっこうにその効き目がない。そこで朱雀院に使える廷臣が、梓の弓によって亡霊を呼び寄せる呪法の上手である照日ノ巫女に命じて、怨霊の正体を占わせます。すると、梓の弓の音にひかれて、源氏の愛人であった六条ノ御息所の生霊が破れ車に乗って現れます。そして、源氏の愛を失った恨みを綿々と述べ、葵上の枕元に立ち寄って責めさいなみ、幽界へ連れ去ろうとします。<中入>臣下は、ただならぬ様子に、下人を呼び、横川の小聖という行者のもとへ走らせます。急ぎ駆けつけた行者が、早速に祈祷を始めると、御息女の怨霊が、鬼女の姿で再び現れ、行者を追い返そうとして激しく争いますが、その法力には敵しえず、ついに祈り伏せられ、悪鬼さながらの怨霊も心を和らげて成仏します。
権藤芳一先生 解説 能楽書林『能楽手帳』より
投稿者 nohgakuland : 13:06 | コメント (0)
鉢木のあらすじ
鉢木 はちのき 四番目物
あらすじ
信濃から鎌倉へ上ろうとする一人の旅僧が、途中上野国佐野のあたりで雪に降り込められてしまいます。とある一軒家に宿を借りようとすると、その家の妻は、主人が留守だから、待つように言います。やがて雪の中を帰ってきた主人は、夫婦二人すら暮らしかねている有様の見苦しい家ですからと断り、十八町さきの宿場を教えます。しかし、大雪の中を立ち去る旅僧の後姿を見て、気の毒に思い、追って呼び戻します。そして貧しい粟飯を出してもてなし、秘蔵の鉢木を火にくべて暖をとらせます。僧は、その人となりに感じ、名を尋ねると、佐野源左衛門常世のなれの果てですと名乗り、領地を一族の者に横領され零落しているが、今でも鎌倉に一大事が起これば、一番に馳せ参ずる覚悟だと、その意気を洩らします。翌朝、旅僧は「鎌倉へ来られることがあったら訪ねてください。幕府へもお手引きしましょう」と慰めて、立ち去ってゆきます。<中入>それから間もなく、鎌倉で兵を集めるというので、常世も痩馬に打ち乗って駆けつけます。北条時頼は、二階堂と太刀持ちに命じて集まった軍勢の中から常世を探させます。御前に召された常世に、時頼は、過日の旅僧は自分であったと明かし、彼の忠誠を賞して、旧領を返させた上、梅松桜に縁のある三ヶ荘を与えます。常世は一陽来復の喜びを得て、勇んで郷里へ帰ってゆきます。
権藤芳一先生 解説 能楽書林『能楽手帳』より
一陽来復とは
悪いことが続いたあと、ようやく物事がよい方に向かうこと。「―を願う」大辞泉